街場の教育論



街場の教育論
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勘違い教育論の見本です!!
 あっはっはっは。嗤いました。
 これは、教育論ではありませんよ。
 ただの女子大の語学教師の愚痴に過ぎません。
 私怨を公憤に摺り代えたただけ。
 下品な言論です。
 一体、どういう神経をしているのでしょう。

 そもそも、今の日本の教育の何が、どう問題なのでしょうか?
 問題設定がなされていません。
 内容以前の問題です。
 教育論の体を成していません。

 そして最後には、「昔はよかった」と、
 懐古論に陥る始末。

 内田の頭は、大丈夫でしょうか?



主に教師向けかも
前半部分はなるほどと感心するものもある。たとえば、教育制度改革とそれがもたらす効果は、何十年という単位で見なければならない。危機だ危機だと煽ってみても、それはいつの制度の問題か、変更してもその効果が明確にわかるにはどういう問題があるのかは誰も予想もつかないし、ましてや責任も取らないし取りようがない。ごもっとも。
中ぐらいから、教師は大昔からエリートがなるものではなく、昔で言うと帝大に入れなかった者が師範学校に入っていた傾向があるのだから、そんなに気追う必要もないという。ダメ教師でいいじゃないか。これは、まじめすぎる教師向けに書かれたものだと思う。
ただ、後半に行くとほどややオチ気味。責任問題やらなんやら、ほったらかしでもいいとも読めるような箇所がゴロゴロしてくる。前半部分だけだったら、結構おもしろかったのに。

ユニークかつ、現代的で原理的で理想論的な教育論
著者は、憲法第9条の改憲に対しては、理念的な立場(「普通の」国家としての役割重視)ではなく、功利主義的な立場(国益を守るということ。改憲することのリスクの大きさを問題提起している)におり、反対している。
これに対し、教育論については、功利主義的な立場(市場原理導入による成果重視している)ではなく、理念的な立場にいる。
もちろん、著者にしてみれば、「両方の分野とも、自分なりに結果(ベネヒット)を優先している」と言うだろうが、私は違和感を覚えていた。
しかし、本書を読み、その違和感が氷解した。著者は、変な言い方だが、現役の教師ということもあり、国家よりも教育の方が好きなのだ。教育を語る時ほどの「熱さ」が、国家論には感じられない。だから、原理論や理想論が割とストレートに出ているのではないか。
本書では、「競争原理が、むしろ足の引っ張り合いを起こし、全体のレベルを下げてしまう」という指摘が興味深かった。
全体的に著者の体験を元に論旨が展開されており、精緻なデーターの裏付けがないので、政策には反映されないだろうなあ、きっと。少し、固い厳しいことを言ってしまうと、著者は文部科学省の施策に批判的だが、エッセイのレベルであり、施策批判としては、有効性は高くないかな。(ただし、戦時中、ある社会学者が、日本の現地人の国民性を無視した植民地統治の拙さを見て、「ウェーパー(の人間類型論だろうなあ、やっぱり)も、知らないか」と怒ったことがあったそうで、ここで言うウェーパーの代わりの役割を果たすかもしれない。論文としての資格がないだけで、現実的有効性がないという訳ではない。)
まあ、著者の立場、その中でも特にこの「街場シリーズ」は、自分の皮膚感覚を議論に起点に置いているので、上述は批判としては成立しない。

教育は、現場(教師と生徒)が基本。
教育にほんとうに必要なのは、教師と生徒だけ。
そしてその教師ですら、「良い教師」である必要はない。
教育の本当の意味とは、生徒たちに葛藤をあたえ、成熟へ導くことなのだから。
というシンプルすぎて過激にすら思える論を
現代社会に見られるさまざまな現象を例にあげ、説明している本。

2007年度の神戸女学院大学の講義が、この本のもとです。
著者の専門はフランス現代思想ですが、教育論が議題にあげられたのは
2007年が安部内閣のもと、教育改革がさかんにうたわれていたためだそうです。
そのためか、政治家の指導や企業の要求に基づく
教育改革への警鐘と反論が、この本でも多くとりあげられています。
誰しもが「教育」を論じるとより良いものを目指しながら
改革を行っても成果がでるまでに時間がかかることや、目先の企業利益に目がくらみ
よかれと思ってなされたはずの教育改革が
現場で必要とされていることと乖離していく実態があげられています。

具体的にあげられている例は、いくらか疑問の余地は残るものの
瞠目させられるような面白いものが多かったですが
あちらこちらに話題がとぶため、全体の主題への印象が薄くなっている感がありました。


「街場」ってどういう意味?
 某所でのディスカッションのネタになるという事で通読。

 これまでこの内田樹という人の名前は随所で眼にしていたが、著書がどうも時流に阿ったようなテーマが多く、しかも専門がフランス現代思想ってことらしいので、拒否反応を感じ、敬遠していた。

 ところが、本書を読み始めると、意外や意外。流れるような語り口調で、スルスル苦も無く読み進む。同時期に通勤電車内で読んでいた市川浩『精神としての身体』が非常に晦渋な文体で読み辛かったので、尚更そう感じたのかもしれない。著者の勤務先の大学のゼミの講義を元にしたらしい。

 ただ、確かに文章は読みやすいのだが、読み進めていくと、途中どうも無理な論理展開や我田引水、どうとでも言える疑似科学的な放言も気になって来た。特に最終「第11講 宗教教育は可能か」にそのキライが強い。一瞬「この人カルト系なのでは?」と疑った。

 ま、ビートたけしや爆笑問題の本くらい分り易く書かれてはいるので、その手の「床屋政談」が好きな読者には受けると思う。「街場の?」って、そういう意味の題名でしょ?
 
 あ、それから養老孟司みたいな「一見過激、実は当り障りの無い意見」が好きな人にも受けそうだ。




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